ドライシャンプーって知っていますか?日本では毎日髪をシャンプーする人が多いと思いますが、海外の人たちは2~3日おきか、5日くらい平気でシャンプーしないようですね。
そんな時に、水を使わず髪をシャンプーすることができるアイテムが、ドライシャンプーなんです。
テレビやインスタグラムなどで、モデルの中村アンさんが愛用していると話題になりましたが、それもそのはずで、海外セレブやヘアメークアーティストたちにも、仕上がりや香りの良さ、便利なアイテムとして今大人気なのです。
そのドライシャンプーのメリットやタイプと使い方、人気のおすすめブランドをご紹介します。
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ドライシャンプーって何?
毎日シャンプーしていても、夜になると地肌や髪にべたつきを感じることはないですか?普通のシャンプーは、洗浄力が強いものが多く、地肌の油分や水分を必要以上に取ってしまいます。そのために地肌は乾燥し、知らないうちに皮膚のバリア機能を壊しています。
バリア機能が壊れると、乾燥を防ごうとして、地肌から分泌される皮脂が余計に出てしまうので、かえって地肌がオイリーになりべたつく感じになるのです。そのべたつきを抑え、地肌を清潔に保ち、サラサラな髪にしてくれるのが、ドライシャンプーの役割です。
他にも、病気やケガが理由で髪を洗えない時や、海外旅行先でシャワーが使えなかったなどのアクシデントにも対応できます。ドライシャンプーは、かなり昔からあるものですが、震災時被害にあった場合にも役に立つということで、改良され今では防犯グッズの一つにもなっています。
ドライシャンプーの主な成分は?
地肌に清涼感を与え、汗や皮脂によるべたつきを解消します。細胞を活性化し、肌の引き締め効果もあります。植物のメントールはミントやハッカなど、抗アレルギー作用、抗炎症作用、経皮吸収促進作用など、さまざまな効能を持っています。ただし、化学的に作られたメントールはアルコールの一種でもあるので、肌には刺激が強い場合があります。とくに敏感肌の人は、天然のメントールの入ったものをおすすめします。
ほとんどのドライシャンプーには、パウダー成分が配合されています。このサラサラ成分は、余分な皮脂や毛穴に付着している汚れを包み込み、頭皮を清潔にします。シリカやトウモロコシデンプン、エンバクなどの穀物の粉を使用されることがあります。こちらも同様に、人工的に作られたパウダーと天然パウダーがあります。
エタノールというと、消毒用エタノールを想像しそうですが、殺菌効果や脱脂作用があり、さっぱり感やみずみずしい使用感があるので、化粧品などにも良く入っています。用途は広く、化粧水、ヘアトニック、デオドラント製品、オードトワレなどに使用されています。最近では消毒用とは違い、頭皮やお肌にやさしい植物性発酵のエタノールもあります。
ドライシャンプーはこんな人にオススメ
- 午後になると地肌がべた付きやすくなる。
- カラーリングの色を長持ちさせたい。
- 髪が細く少ないのでボリュームがない。
- 根元の立ち上がりが欲しい。
- 朝のセットが長持ちしない。
- 髪が抜けやすく地肌が心配。
- 毎日シャンプーするのはめんどくさい。
- 海外セレブやモデル気分を味わいたい。
以上のような人にはドライシャンプーは向いていると思います。
ドライシャンプーのメリットは?
ドライシャンプーは、海外ではヘアケアアイテムとして常識になっています。例えば、髪の毛をセットする前にまず、ドライシャンプーをして地肌の状態を整えてから、ドライヤーやヘアアイロンを使ってセットをしています。海外の有名ヘアメークアップアーティストやヘアケア商品のブランドなどでも、You tube動画でそのやり方をレクチャーしているほどです。ほかにも、さまざまな場面で便利なアイテムとなっています。
仕事帰りに出かけたい時や汗をかいた後などに、化粧室でドライシャンプーをするだけで、ニオイやべたつき、かゆみを取り除いてくれるので、安心して人前に出ることができます。
日本と違い海外の旅行先では、シャワーの出が悪かったり温度調節が上手くいかなかったりすることも珍しくありません。そんな時にドライシャンプー1本で髪を洗うことができるのもいいところ。ホテルのドライヤーも風が弱いことが多いですからね。
病気やケガで入院している方は、毎日シャンプーすることができないですよね。その方々の負担を軽くするために、医療機関でも使用されています。
ドライシャンプーの使い方
ドライシャンプーには、タイプがたくさんあります。ほとんどの場合使い方はとても簡単で大きい違いはありません。使用するものは、ドライシャンプーとヘアブラシだけ!とてもシンプルなんです。ここでは、夜のお休み前や髪のセットをしない場合の使い方をご紹介します。
❶ヘアブラシで丁寧に髪を梳かします。シャンプー前にほこりやニオイを取っておきたいので、地肌から毛先まで均等に全体を梳かしましょう。
❷ドライシャンプーを付ける時は、シャンプーが届くように髪を細かく分けとって、地肌を中心に付けたほうがしっかり塗布することができます。髪が多い場合は、クリップなどで止めた方が楽かもしれません。
❸全体についたら、指で地肌をマッサージし馴染ませましょう。
❹最後にブラシで毛先まで梳かしたら完成です。
とても簡単なので、実際にやると2~3分しかかかりません。マッサージによる頭皮の血行促進効果があるので、気持ちが良ければ長くやっても大丈夫です。バスタイムであれば、蒸しタオルなどで巻いておくのも気持ちいいですよ。ジェルやミストなどのタイプは、地肌が濡れるので最後にドライヤーをかけた方が良いでしょう。
ドライシャンプータイプ別の使い方
どのタイプも目的は同じで、水を使わずに髪を洗うことですが、多少付け方が異なります。それぞれの使い方と注意点を見ていきましょう。
海外では、一番ポピュラーなドライシャンプー。シューッと吹きかけるだけなので、液だれすることなくドライに仕上がります。少しパウダーが入っており、同じ場所に長く吹きかけると白い粉が付いてしまうので、スプレーは動かしながら付けるのがコツです。髪に潤いを与えるため、トリートメント効果のある成分が入っていますがマットに仕上がるわけではありません。
❶全体に振りかけて、頭皮に揉み込みます。
❷ブラッシングで馴染ませて完成です。
このタイプはサラサラとした水のようなものなので、ウェット感がありスプレーより地肌に付けた感触があり、サッパリするかも知れません。ただ、水分なので使用した後は、タオルで拭いてからドライヤーをかけた方がよりサラサラ感を感じます。一カ所につけ過ぎるとしっとりするので、地肌から10cm以上離し全体にまんべんなく塗布しましょう。
❶全体に振りかけて、頭皮に揉み込みます。
❷ドライヤーで乾かします。
❸ブラッシングで馴染ませて完成です。
泡状のタイプは髪に馴染ませやすく、少し濡れた感じがするので、スッキリという意味ではいちばん洗った感じに少し近いかも知れません。ですが、つけ過ぎるとかなりウェット感がでて、べたつきが出るので、数回に分けて手にとってください。使用した後は、タオルで拭いてからドライヤーをかけるタイプです。
❶全体に振りかけて、頭皮に揉み込みます。
❷ドライヤーで乾かします。
❸ブラッシングで馴染ませて完成です。
細かい粉なので、少量を手の平にとって、指先に付けてから地肌に馴染ませるタイプ。粉状なので塗布しにくい感じもしますが、サラサラ感がありマットに仕上がります。ですが、仕上がりの粉っぽさはありません。頭皮のトラブルで悩んでいる人には、リフレッシュ効果だけでなく、頭皮の雑菌の繁殖を防いで健康に保ちます。オイリー肌の人はこのタイプが向いています。
❶全体に振りかけて、頭皮に揉み込みます。
❷ブラッシングで馴染ませて完成です。
(馴染まなかったパウダーははらい落としましょう。)
こちらはまさに、災害時や緊急時などに向いています。ほとんどの商品が、ウエットティッシュのように、10枚入りなどのパッケージになっているので持ち運びも便利です。タオルのようにはあまり広くないので、髪が長い場合は1枚では足りないかもしれません。
❶シートを髪や地肌にあて、ふき取るようにしてください。
❷ブラシで馴染ませたら完成です。
ジェルは柔らかい質感なので、キャップを外すと先が細くなっているものが多いです。髪をかき分けながら、ダイレクトに地肌に付けることができ、けっこう簡単に付けることができます。このタイプは一番、地肌への密着度があるのでドライヤーをした後は、べっとりするのではなくむしろサッパリ仕上がります。ただし、容器を強く押し過ぎるとムラについてしまうので均一に押しましょう。
❶全体に振りかけて、頭皮に揉み込みます。
❷ドライヤーで乾かします。
❸ブラッシングで馴染ませて完成です。
出かける前に、ドライシャンプーしてからセットするときは、どのタイプもドライヤーで乾かします。その後地肌や髪に残っているパウダーがあれば落としてください。地肌に両手の指をあてて、シャンプーするときのように前後に指を動かせば、すぐにとることができます。
ドライシャンプーおすすめ7ブランド
特徴:
こちらは、中村アンさんが愛用しているというバンブルアンドバンブルのドライシャンプー!ニューヨークにあるヘアサロン創設者がリリースしたヘアケアブランドです。2サイズありますが、どちらもコンパクトなので、バックの中に持ち運びができて便利なアイテム。蓋を開けると小さい穴があいており、そこからパウダー状のシャンプーが出てきます。おしゃれな容器なのでお部屋に無造作に置いても可愛いピンクです。
成分:
ハイブリッドシリコンパウダー、トウモロコシデンプン、穀粉、シリカ、モンモリロナイトを配合。バラペンフリー、フタル酸エステルフリー、鉱物油フリーなど
効果:
地肌と髪のべたつきを取り清潔にします。軽量で吸水性のあるパウダーが、ボリュームアップをしたい髪や立ち上がりを付けたい髪に効果を発揮します。
価格:
ミニサイズ14g➡\2980(送料込み)
普通のサイズ56g➡\5000(送料込み)
※配送について
海外からの配送のため2週間前後はかかると記載されています。
コチラの商品にはスプレータイプもありますが、日本の大手ショッピングサイトにはありませんでした。スプレータイプに関しては、海外のサイトもしくは、現地で購入するしかないようです。
特徴:
フランスのヘアケア専門ブランドで、自然治癒力を最大限に生かした製品づくりをしています。髪と地肌を柔らかに保つ性質と保護成分を持つ「オート麦ミルク」はクロラーヌが直接栽培しており、この成分が最高に活性する時期にしか収穫しないというこだわり!頭皮に振りかけて、指でマッサージした後2分おいてから、ブラッシングで余分なパウダーをはらえば、朝出かける前のふんわりとした髪に復活します。超微粒子パウダーで白くなりにくく、すばやく髪に混ざるのが特徴です。
成分:
有効成分オート麦ミルク配合、イラクサエキス、シクロデキストリン、コーンスターチ、ライススターチなど。バラペンフリー、フタル酸エステルフリー、ヒドロキノンフリー、パルチミン酸レチニルフリー、鉱物油フリーなど
効果:
イラクサエキスが皮脂腺のバランスを調整し、余分な皮脂の吸収をとることで髪をボリュームアップ。保湿効果もあるため潤いは残しながら髪を清潔に保ちます。自然由来の3重複合体で、クリーンアップ効果、界面活性剤フリー、皮脂とほこりなどの汚れをすばやく吸着します。
価格:
容量150ml➡\2600(税込み)
特徴:
オーガニックブランド・アヴェダのドライシャンプーは98.9%自然抽出のパウダーミストが入っており、髪のボリュームを瞬時に出すことができる便利なシャンプーです。25種類のお花や植物のブレンドしたアロマで、アヴェダ独自のアロマテラピスト(調香師)が作った落ち着きのある大人のシャンピュア(香り)です。ボトルの真ん中を押すとパウダーが出てくるので、そのまま地肌に振りかけてマッサージします。日本未発売ですが、下記のサイトから購入することができます。
成分:
イランイラン、ラベンダー、ユーカリプタスなど25種類のオーガニック植物ハーブ配合、植物油来のモリクエプロテイン(毛髪補強成分)。
効果:
純粋な植物のエッセンスが、過度な頭皮の油分と不純物を浮かせてしっかりと除去します。髪のダメージを感じている方に髪を強くする効果があります。
価格:
容量56g➡\2354(税込み)
特徴:
プロダクトは、お肌に優しい自然由来の原料だけで作られたオーガニック・ヘアケアブランド。こだわっているのは、髪と地肌に必要な成分だけを与えシンプルであることです。さまざまな国の生産者から、良質の原料を集めることはもちろん、精製法や抽出法を徹底し、シンプルな素材で成分の効果を引き出したシャンプーです。メントールのスッとした香りの中に、程よい甘さを感じる爽やかさです。
成分:[USDAオーガニック認証]のエタノール、ペパーミントオイル、ブルガリア産ダマスクローズ蒸留水、ローズマリー葉エキス(CO2抽出法)
効果:
ローズ蒸留水の美容成分と植物由来のアルコールが、余分な皮脂をしっかりとらえ浮かせることで、地肌を傷つけることなく汚れを落とします。ローズ蒸留水は、その清浄効果と保湿効果で、地肌を乾燥させることなく健康に保ちます。
価格:
容量115ml➡\1500(税抜き)
特徴:
こちらもニューヨーク発信のブランド!美容の最前線に立つヘアスタイリストの発想と、コーセー化粧品の研究開発力で作られたヘアケアブランドです。カシスやアップルなどのフルーツやお花、ハーブをブレンドして華やかでフレッシュな香り。スプレー式でひんやりとした清涼感あるつけ心地なので、地肌にリフレッシュ感を与えてくれます。髪と地肌に優しいこだわりの美容成分を、贅沢に使用したシャンプーなのです。
成分:
植物由来パウダー「オクテニルコハクAI」(皮脂吸着)、緑茶エキス、オウハクエキス、天然ビタミン(トコフェロール)、ホホバ種子油(保湿)など
効果:
植物由来のパウダーがべたつきやヘアスタイルの乱れのもとになる、余分な油分に吸着し地肌と髪の汚れを取ります。シリコンフリー、サルフェートフリー、石油由来界面活性剤フリーなので地肌と髪に優しい処方です。
価格:
容量80g➡\1296(税込み)
特徴:
自然由来のジェル状ドライシャンプーです。敏感肌に優しく、全身にも使用できます。インドの伝統医学でも用いられる、効能が高い天然植物とアロマ成分を余すところなく配合しており、その効果は病気やけがなどにも作用するといわれています。ノズルを外したらそのまま地肌に塗布し、頭皮マッサージの後軽くブラッシングをしてドライヤーをかければ完成です。
成分:
主な天然植物のアムラ、ニームアザディラクチン、ニンビン、ニンビディン、フラボノイド、リモノイドなど
効果:
抗酸化作用、肌荒れ防止、保湿、免疫力アップ、ボリュームアップ、育毛効果、髪や肌の抗菌、殺菌作用、美肌効果、アンチエイジング、ホルモン作用、白髪予防など
価格:
容量50ml➡\1100(税抜き)
容量200ml➡\3100(税抜き)
特徴:
ネイチャーアンドコーは20代~30代女性のオーガニックコスメに興味のある女性たちのために、自然派のヘアケアブランドとしてできたブランド。厳選した2種類のボタニカル成分を配合しており、カラダにも使用することができます。セージ葉エキスとホホバオイルが髪と地肌に潤いを与え、シャンプーしたてのサラサラ感に導きます。スプレー式で、リラックス・ハーバルグリーンの爽やかな香りです。
成分:
ホホバオイル、セージ葉エキス、ユーカリ、カモミール、レモン、オレンジ、プチグレン、セージ、ベルガモット、アップル、サンダルウッドなど20種以上植物ハーブ配合。オーガニックコットンパウダー、ボタニカルパウダー、メントール、LPG、PPG、シリカ、エタノール、コーンスターチなど
効果:
鉱物油フリー、バラペンフリー、シリコンフリー、着色料フリー、動物由来原料フリー、サルフェートフリー、肌の内側から温まる温感効果で、毛穴の奥の老廃物までも溶かし、透明感のある地肌になります。3種類のボタニカルオイルで、肌のツッパリ感を与えずに洗います。20種以上のアロマが心とカラダの疲れをほぐします。
価格:ネイチャーアンドコーのオンラインサイトで下記サイトにリンクしています。
Amazon/LOHACO/@COSME/楽天市場/サンドラッグ/マツモトキヨシなど
すべてのサイト共通
容量90g➡\1296(税込み)
ドライシャンプーのまとめ
ドライシャンプーがどんなものか何となくわかって頂けたでしょうか?では、最後にドライシャンプーの使い方や注意点を、簡単にまとめました。
- 地肌がべた付きやすく、髪の毛にボリュームを持たせたい。
- 地肌と髪を常に清潔に保ち、ニオイを気にせず過ごしたい。
- シャンプーの回数を減らしてカラーリングの色を長持ちさせたい。
- 根元の立ち上がりを1日中キープしたい。
- 毎日シャンプーするのは面倒だし時間がもったいない。
- スタイリングのベースとして、髪に艶と潤いを与えたい。
・朝シャン変わりにドライシャンプーをするときは、一度ドライヤーで乾かします。その後、地肌や髪に残っているパウダーがあれば落としてください。地肌に両手の指をあてて、シャンプーするときのようにさっと動かせば、すぐにとることができます。
・ジェル状やミスト状のタイプはつけ過ぎると、乾きにくくべた付く可能性もあります。説明書通りの分量を使用して、足りなかったら後で付け足しましょう。
・ドライシャンプーは、頭皮や髪のべたつきを取り除くものですが、中には保湿効果の高いものや艶を出す植物オイルなどが配合されている場合があります。成分や説明書きに〇〇オイルの名前がたくさん載っていたら、週1回くらいの使用にしましょう。
ドライシャンプーは付けてマッサージするだけで、髪にボリュームを与え、肌をスッキリと保ってくれるとても便利なアイテム!1日中ニオイを気にせずにいられるのはいいですね。女性のエチケットとして1本は携帯しておきましょう。