太くて剛毛、硬い髪を潤してくれる、まとまりの良いシャンプー厳選7をご紹介します。普段のお手入れで、扱いにくい髪の毛を、少しでも楽にケアするためのシャンプー選びについても触れています。
「硬い髪になる原因」や「髪を柔らかくする成分」なども合わせて読んでみてくださいね。
剛毛や硬い髪の原因
髪が剛毛で硬い原因の一つに「遺伝性」というのがあります。
これは仕方のないのですが、それ以外の原因に気づけば、自分でも対処できることがあります。ちょっとしたことで、髪がゴワゴワ、キシキシになるのを防ぐこともできますよ。
髪のダメージにより髪が乾燥して硬くなる
髪は1本1本細いのですが、3重構造になっています。例えるならは、のり巻きのような構造になっており、①「のり」は髪表面のキューティクル、②「ごはん」は内部のコルテックス、③「かんぴょう」は芯の部分メディラになります。外的刺激によるキューティクルのダメージをきっかけに、内部が損傷して乾燥し、硬くなります。
髪は、頻繁に紫外線を受けると、やけどのような状態になります。紫外線によるダメージは、髪の表面を覆う①キューティクルが損傷し、②部分のタンパク質は流出し、メラニン色素も薄くなります。結果、ツヤの無い乾燥毛となるのでパサついたり硬くなったりします。
意外かもしてませんが、カットしたばかりの髪は、切られた断面から内部②のタンパク質や水分が流出しやすく、カットした直後こそ、しっかりとしたケアが必要になります。
パーマやカラーの薬剤は、弱酸性の髪の毛をアルカリ性にします。「還元剤」といって、チオグリコール酸や亜硫酸ナトリウムなどの薬剤を使って、髪の結合を切ることで、髪に変化を与えています。そのせいで、①のキューティクルが剥がれ落ち、②毛髪内部の栄養が流出することで傷みます。ダメージが進むと③のメデュラまで到達することもあります。
髪は高温で熱処理すると①②が硬くなります。フライパンで生卵を焼くと、タンパク質が固まるのと同じように硬くなるのです。キューティクルから髪内部にまで達し、一度そうなったら元に戻らなくなります。
シャンプーの成分にはたくさんの種類がありますが、石油系界面活性剤などでできた洗浄成分は、髪の油分や水分を過剰に取ってしまいます。毎日繰り返していると、乾燥してゴワゴワしたりきしんだりしていきます。皮膚のバリア機能も弱めるので、髪の成長過程で癖が強くなる傾向もあります。
剛毛や硬い髪のシャンプー選びのポイント
ポイントはとてもシンプルです。以下の成分をしっかりとチェックして、シャンプーを選びましょう
保湿効果が期待できる成分になります。
アスパラギン酸・アラニン・アルギニン・アロエベラ液汁・ケラチン・コラーゲン・ダイズタンパク・ヒアルロン酸・グルタミン酸・グリシン・グリセリン・シアバター・アルガニアスピノサ核油・スクワラン・セラミド・バリン・プロリン・ベタイン・リシンなど
コカミドプロピルベタイン・ココイルメチルタウリン・ココイルグルタミン酸・ココイルグリシン・ラウロイルメチルアラニン・ラウロイルメチルタウリンラウロイルグルタミン酸・ヤシ脂肪酸由来など
これらの成分が入っていない方が、髪とお肌に優しく、髪を痛めにくいといえます。
石油系界面活性剤・硫酸系界面活性剤・スルホン酸界面活性剤・シリコン・合成香料・低純度水・光沢剤・アルコール・酸化防止剤・パラベン・タール色素・紫外線吸収剤・動物由来原料・鉱山油・旧表示指定成分など
剛毛や硬い髪のシャンプー7選
剛毛、硬い髪を柔らかく、しっとり落ち着かせてくれるシャンプーを厳選しました。成分に注目してみてください。
さらりとまとまりが良く、切れ毛や枝毛、アホ毛などの細い毛までも落ち着かせ、ノンシリコンとは思えない感覚のシャンプー。19種類のアミノ酸成分を贅沢に使用し髪の内側から内部補修をします。
また、濃厚でとろりとしたテクスチャーなので、きめ細かい泡が髪を包み込みます。
ラベンダーやジャスミン、月見草などの、天然植物精油100%で香り付けされているので、カラダと心をリラックスさせます。
メーカー | 彩株式会社 |
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容量 | 300ml |
価格 | 1900円+税 |
水・コカミドプロピルベタイン・ココイルメチルタウリンNa・ラウロイルメチルアラニンNa・デシルグルコシド・セテアレス-60ミリスチルグリコール・ベタイン・ジラウロイルグルタミン酸リシンNaなど
シャンプー単品でもしっとり洗い上げる、ツヤ感抜群のシャンプーです。使用感はしっとりとしているのに、髪のくせやうねりも落ち着かせてくれるので、太くて硬いくせ毛には最適です。逆に細くてやわらかい毛には、ハリやコシを与える優秀なシャンプー。
また、ドライヤーで乾かした後の手触りは、とてもサラサラな感触。セージやラベンダーの香りは、さわやかで男性にも女性にも好まれそうなスッキリした香りです。
メーカー | F organics |
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容量 | 250ml |
価格 | 3024円 |
水・ココイルグルタミン酸・コカミドプロピルベタイン・コカミドDEA・ロウロイルメチルアラニンNa・ヤシ脂肪酸PEG-7グリセル・BG・ポリオクタニウムローズマリー葉エキス・銅クロロフィル・スピルリナプラテンシスエキス・アスタキサンチンなど
100%天然由来・アミノ酸配合で、エコサート認定(世界大規模のフランス国際認定機関)のオーガニック成分を使用。32種類のボタニカルエキスを配合しています。髪と頭皮にマイルドな成分が浸透し、しっかりと保湿しながらも、毛穴の汚れも落として頭皮環境を整えます。敏感肌に優しいシャンプーです。
メーカー | Herbal Leaf |
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容量 | 300ml |
価格 | 4000円+税 |
水ココイルグルタミン酸TEA、ラウラミドTEA・コカミドプロピルベタイン・PCAイソステアリン酸PEG-40水添ヒマシ油・ジステアリンPEG-150・ポリオクタニウム-10・アルガニアスピノサ核油・エルゴチオネインなど
きめ細かい泡で、しっとりしなやかに洗い上げるコラーゲン系シャンプーです。カラーやパーマ、日々のお手入れなどで、ダメージしてパサついた髪を洗いながら補修します。くせ毛のうねり、多毛の広がりを抑え、髪内部の保湿力を高めるシャンプーです。ヘアサロン「モードケイズ」の美容師150人が監修、ヘアケアを徹底的に研究して作られました。高価で刺激性の少ない洗浄成分と、最新の美容成分を贅沢に使用しています。
また、プラチナシルク・コラーゲンPPT・フルーツ&植物成分配合。ジャスミンやカーネーション基調とした、フローラルブーケやローズ、ムスク、ウッディなど高級感と深みのある香りです。
メーカー | 株式会社モードケイズ |
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容量 | 250ml |
価格 | 2916円 |
水・ココイル加水分解コラーゲンK・ココイルメチルアラニンNa・ココイルグリシン・スルコハク酸(c12-14)・コカミドDEA白金・加水分解シルク・セテアラミドエチルジエトニウム加水分解タンパクなど
天然成分100%、使用感や効果に拘っています。シャンプーのベースとなる精製水に注目し、無農薬ハーブを抽出した「ハーブウォーター」を使用しています。最近、話題の「フルボ酸」配合で、洗浄・泡立ち・スカルプケア・髪質補修にも特化しており、洗い上がりはしっとりします。
※「フルボ酸」植物にミネラルを補給し、老化の原因である活性酸素を抑制するといわれています
また、専属のアロマセラピーアドバイザーが、調合した天然アロマ精油を使用。ラベンダーやオレンジを中心にブレンドされており、ハーブ畑のような香りが広がります。
メーカー | さくらの森 |
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容量 | 300ml |
価格 | 4000円+税 |
オーガニクハーブティー・ラウロイルメチルアラニンNa・ココイルグルタミン酸Na・ココイル加水分解ダイズタンパクK・サピンツストリハリアスツ果実エキス・ヤシ油・コカミドプロピルベタインなど
キシミ・泡立ち・仕上がりの悪さを解消したノンシリコンシャンプー。リンス&コンディショナー不要で、髪が潤い滑らかになります。スカルプシャンプーなので、アンチエイジングにも最適。100%の天然由来で髪と頭皮を洗い、しっとり感・ダメージケア・白髪予防・育毛など万能です。
また、希少なゴールデンシルクや真珠、ヒアルロン酸に似たハイビスカスが髪をしっかりと保湿します。グレープフルーツのような柑橘系のさわやかな香りです。
メーカー | nijito |
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容量 | 400ml |
価格 | 3888円税込み(8%) |
水・ココイルグルタミン酸TEA・グリセリン・プロバンジオール・ココイルメチルアラニンNa・ココイルグリシンK・セロリ種子エキス・乳酸桿菌・マテチャ葉発酵液・トリグリセル・ラクチレートNaなど
髪のタンパク質の「水分不足」による、硬くなった髪に着目し、たっぷり水分を補い、うねりや強いくせをまとめるシャンプーです。髪の内部に水分を留める「高級保湿成分」を贅沢に配合することで、24時間保水力をたもちます。そのおかげで、髪が潤い、寝癖が付きにくい柔軟な髪へ導きます。
また、お肌に優しく、皮膚刺激性試験をクリアしているので、赤ちゃんにも使えます。
天然香料の微香性フローラルティーハーバルの香りです。
メーカー | 株式会社ビューティエクスペリエンス |
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容量 | 500ml |
価格 | 2484円(税込み) |
グリチルリチン酸ジカリウム・アルギニン・ヒアルロン酸Na・チョウジエキス・冬虫夏草エキス・2-メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン・メタクリル酸ブチル共重合体液など
剛毛や硬い髪のシャンプーまとめ
剛毛や硬い髪の原因は見つかりましたか?原因がわかったら、後は髪を柔らかくする成分が、多く含まれているシャンプーを選べば解消できるのではないでしょうか?
シャンプーの成分は、配合の多い順番で表記されています。最低でも、最初の3~5つくらいの成分は、しっかり確認しておくと良いでしょう。シャンプーひとつで髪の手触りは変わります。慎重に選んでくださいね。