「頭皮に優しい」「保湿力が高い」などなど、アミノ酸シャンプーには他のシャンプーと比べてとても頭皮に良い事が沢山あります。
もともと頭皮に「かぶれ」や「フケ」などの悩みを抱えていた人達には救世主ともいえるシャンプーでしょう。
しかし、そんな優秀なアミノ酸シャンプーが原因で引き起こってしまうとある「問題」存在します。
それは・・・「頭皮がかゆい」という事です。
もちろん発症しない方も多いのですが、アミノ酸シャンプーを初めて使用した方にとても多い悩みの1つです。
今回はそんな、アミノ酸シャンプーが原因で引き起こされる頭皮の「かゆみ」について原因と対策方法を交えて紹介していきたいと思います。
今夜からあなたも頭皮のかゆみに悩まされなくなるかも?
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アミノ酸シャンプーで頭皮が痒くなる原因
あなたはアミノ酸シャンプーを使用していて、普通のシャンプーを使用していた時よりも頭皮にかゆみを感じたことはありませんか?
アミノ酸シャンプーを使う理由として、頭皮に良いから、優しいからとアミノ酸シャンプーを使用している方も少なくないと思います。
そんな頭皮に優しいはずのアミノ酸シャンプーに替えてから頭皮にかゆみを感じる様になった方がとっても多いという情報があります。
なぜ、アミノ酸シャンプーで頭皮にかゆみが発生してしまうのか、大きな原因は3つほどあります。
- しっかりと洗えていないから
- 逆に洗いすぎてしまっているから
- アレルギーの可能性
アレルギーは後ほど説明するとしまして…
原因の中に、洗えていないのと洗いすぎなのと両極の原因がありますね。
もちろん、同時にこの原因が発症することは考えにくいのはおわかりかと思います。
ではなぜ洗えていないのと洗いすぎという2つの原因が存在するのか、1つずつ解説したいと思います。
原因1:洗浄不足
まず、あなたがアミノ酸シャンプーを使用する理由を考えてみてください。パッと思い浮かんだ理由として、「頭皮に優しいから」という理由が思い浮かぶのではないでしょうか。
アミノ酸シャンプーのメリットは、「頭皮に優しい」というものがあります。
シャンプーの洗浄力というのは強ければ強いほど、頭皮へのダメージも同じように増してしまいます。
なので、アミノ酸シャンプーが持つ「頭皮に優しい」はイコールして、「洗浄力が下がる」ということにもなるわけです。
普通のシャンプーを使用していたのと同じように、アミノ酸シャンプーを使用してしまうと、頭皮の洗浄が足りず不要な皮脂や汚れが頭皮に残りっぱなしになり、毛穴が詰まって「かゆみ」の原因になってしまうというわけです。
さらに、洗浄力が落ちると頭皮のかゆみだけではなく、「臭い」も発生してしまいます。
夜にシャンプーをし、翌日昼にはすでに頭が臭う様な気がしている方も、アミノ酸シャンプーの洗浄力の低さが原因と思われますので、少し気にしてみてください。
そして、アミノ酸シャンプーは洗浄力がマイルドであると同時に、泡立ちが悪いものも存在します。
シャンプーはたくさん泡立てて、その泡を使って頭皮を洗ってあげることで泡が余分な汚れを吸着してくれます。まさに理想のシャンプー方法なのですが、アミノ酸シャンプーは泡立ちが悪いことで、泡による汚れの吸着ができていない可能性もあります。
洗浄力が弱い上に、泡立ちが悪いと汚れが多く頭皮に残ってしまい、「かゆみ」が発生するということですね。
更にもう一つ、「すすぎが甘い」ということもかゆみを起こす原因です。シャンプーは泡立てて洗う事も大切ですが、その落とした汚れをしっかり髪の毛から流してしまうことも大切です。
せっかく、汚れを浮かすことができてもすすぎがしっかりできておらず、頭皮に汚れが残った状態なら、シャンプーの意味がなくなってしまいます。
なので、すすぎはしっかりと行うようにしましょう。
原因2:洗いすぎ
洗浄力が低いなら洗いすぎることなんてないじゃない!と思いますよね。
実は、その洗浄力が低いというデメリットを補うために、アミノ酸シャンプーを謳っている商品の成分の中には「アミノ酸系以外の界面活性剤」を含んでいるものも存在します。
「アミノ酸系」の界面活性剤だけでは足りなかった洗浄成分に、「石油系」の界面活性剤を混ぜ、泡立ち洗浄力を補っているものは、逆に皮脂を吸収しすぎてしまって必要な頭皮の油が無くなり頭皮が乾燥しやすくなってしまいます。
よって、乾燥による「かゆみ」が発生するというわけです。
そして、洗いすぎにはもう一つかゆみを起こす原因があります。
それは、先ほども記述しましたが、洗いすぎて頭皮が乾燥すると体は乾燥から肌を守る為に皮脂の分泌を始めます。
この皮脂の分泌が過剰になってしまい、乾燥していると思いっていた頭皮がいつの間にか皮脂でベタつき、そこに「マラセチア菌」が繁殖してしまうことが可能性としてあります。
マラセチア菌は油が大好きなので、多ければ多いほどどんどん繁殖し頭皮のトラブルを引き起こし、「かゆみ」の原因になってしまうということも考えられます。
アミノ酸シャンプーの中には、洗浄成分などすべてが「アミノ酸系」のものと、「アミノ酸系+その他の洗浄成分」のものがあります。
洗浄成分がすべて「アミノ酸系」のものは、頭皮に良い事が多いのですが、値段が少し高くなるというデメリットを持っています。
しかし、「アミノ酸系+その他の洗浄成分」のものは、価格が抑えられておりパッケージに「アミノ酸」と大きく書かれているものもあるので、「頭皮にやさしいアミノ酸シャンプー」だと思い込み、使用してしまうケースもとても多いでしょう。
毎日使用するので、価格も続けやすい低コストの物の方が手に取りやすいのは誰でも同じだと思いますが、価格の安いアミノ酸系と謳っている商品の成分表示を見て、「石油系」の界面活性剤が含まれていないか、また含まれている量、つまり成分表示の順番を確認してから購入するようにしましょう。
原因3:アレルギーの可能性
アミノ酸シャンプーは、とにかく地肌に優しくするため天然成分が含まれている場合がほとんどです。
日頃からアレルギー体質の方は、その天然成分の中にアレルギー反応を起こす成分が含まれている可能性も少なくありません。
スギやヒノキの花粉に反応するような、小麦やそばにアレルギーがあるのと全く同じです。
アレルギー体質で、アミノ酸シャンプーを使用することをためらっている方は、まずパッチテストを行ってから使用するようにしましょう。
パッチテストは、アレルギー体質でない方でもできれば使用前に行なうと安心して使用できるので、おすすめですよ。
アミノ酸シャンプーでのかゆみを抑える方法
アミノ酸シャンプーを使用して「かゆみ」を感じる原因を説明してきましたが、どうやったらかゆみを抑えることができるのか解説していきたいと思います。
まずここで覚えておいて欲しいのは、「アミノ酸シャンプーは他のシャンプーと同じように使用してはダメ!」という事です。
洗浄不足でかゆみが起こる場合
アミノ酸シャンプーは洗浄力が低いものが多いというのは先ほども説明しました。
なので、普通のシャンプーの様に1回だけ洗って流してしまうと、やはり汚れが落ちておらず、かゆみの原因へと繋がります。
使用しているアミノ酸シャンプーの洗浄力が低いと感じた場合、シャンプーを2度行ってもいいでしょう。
この方法では、シャンプーの減りが早くなってしまい、値段の高いアミノ酸シャンプーを使用している場合には少し勇気がいるかもしれませんね。
一番オススメしたい方法として、「予洗いをしっかりする」ということです。
シャンプーをする時必ず、お湯で髪を濡らしますよね。
この濡らす工程の時に、いつもより長く丁寧に頭皮までお湯をしっかりあてるようにします。そうすることで予洗いだけでも汚れが頭皮から落ち、洗浄成分がしっかりと働いてくれるようになるからです。
そして、洗浄不足の原因を説明した時にも記述しましたが、「すすぎ」もしっかり行う事です。
シャンプーの倍の時間をかけてしっかりとすすぎを行うようにしましょう。
シャンプー前後の「流す」工程がとても大切ということですね。
洗いすぎている場合
この場合は、「アミノ酸系+その他の洗浄成分」が含まれたシャンプーを使用した時に言えることですが、とにかくシャンプーをゴシゴシしすぎないようにしましょう。
さらにこちらも、洗浄不足の時と同じように「すすぎ」をしっかりとすることが大切です。
添加物が多く含まれたシャンプーは、香料やシリコンなど頭皮に残ると肌トラブルを引き起こす可能性がとても高くなります。
しっかり洗えていても、すすぎが甘く添加物を流せていないと毛穴つまりを引き起こし、かゆみだけではなくかぶれなどの大きなトラブルの原因にも成り得てしまうからです。
「すすぎ」ってとっても重要な役割がありますね。
アレルギーが原因の場合
これはもう、そのシャンプーを使用しない事に限ります。
しかしどうしてもアミノ酸シャンプーを使用したい場合、必ずアレルギー物質が何か明確にして、その成分が含まれていないものを使用するようにしましょう。
皮膚科へ行くと、パッチテストやアレルギー検査を行ってくれる病院がほとんどです。アレルギー反応が出たアイテムを持参し、パッチテストをすぐに行いたい場合はあらかじめ病院に確認し必要であれば予約を行うようにしましょう。
アミノ酸シャンプーのかゆみについてまとめ
アミノ酸シャンプーを使用して、頭皮にかゆみが出てしまう原因や対策方法を紹介しました。
せっかく肌に優しく地肌の悩みを解決してくれる優秀なアミノ酸シャンプーを使用していても、その効果を充分に発揮できていなければとても勿体ない事です。
さらに、かゆみというものは長時間耐えるのは苦痛であります。
近年では洗浄力の高いアミノ酸シャンプーも増えてきたので、少しずつこのような「かゆみ」の悩みは減っていくかもしれません。
今回はとにかく「すすぎ」が大切であるということもわかりましたね。
使用方法を間違えなければ、とても優秀なシャンプーなので正しくアミノ酸シャンプーを使用するようにしたいですね。